闇金が家族に連絡してきたときの対処|家族に支払い義務はある?止め方は?

カテゴリ: 闇金・違法業者

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安全に関する注意

家族への危害の予告や、実家への押しかけが起きている場合は、この記事を読み進める前に110番へ通報してください。

目次
  1. 家族に支払い義務はある?
  2. 家族への連絡・取り立ては違法?
  3. なぜ家族に連絡してくるのか
  4. 家族と共有しておくこと(この3点だけでいい)
  5. 実家や離れて住む親に電話が行っている場合
  6. 連絡を止める手順
  7. 1. 記録を集める
  8. 2. 介入を依頼する
  9. 3. 家族に3点を共有する
  10. やってはいけないこと
  11. 脅迫や押しかけに変わったら
  12. まとめ|家族を守るのは「秘密」ではなく「3点の共有」

闇金からの電話が家族に行っている。「家族にばらすぞ」と脅されている。この状況で最初に知っておくべき答えは1つです。

保証人になっていない家族に、支払い義務はありません。そして家族への連絡そのものが、法律で禁止された違法な取り立てです。

この記事では、その法的な根拠、家族と共有しておくべきこと、連絡を止める手順を順番に説明します。

家族に支払い義務はある?

ありません法テラスがはっきり書いています。

債務者の家族であるということだけでは、支払義務はありません。

例外は、家族が保証人になっている場合です。ただし法テラスの同じページにあるとおり、「保証契約は、書面でしなければ、その効力を生じません」。電話口で「家族なんだから責任がある」と言われても、書面の保証契約がなければ応じる理由はありません。

しかも相手が闇金なら、借りた本人の支払い義務さえ法的に保護されていません。最高裁は、ヤミ金業者が貸付けとして渡した金銭について業者側からの返還請求を認めない判断を示しています(金融庁による判決概要)。

本人に返す義務が認められない借金を、家族が払う理由はなおさらありません。

家族への連絡・取り立ては違法?

違法です。貸金業法の取り立て規制(21条)の行政解説では、「債務者・保証人以外の第三者に対し、弁済の要求を行うこと」が禁止行為として明記されています(埼玉県による貸金業法の解説)。

そして闇金は、取り立てのやり方以前に貸付け自体が違法です(金融庁の注意喚起)。

つまり家族への電話は督促ではなく、違法業者による嫌がらせです。家族は取り立てに応じる立場ではなく、あなたと一緒に被害を受けている立場です。

なぜ家族に連絡してくるのか

「家族に知られたくない」「家族に迷惑をかけたくない」という気持ちが、本人を支払わせるいちばんの圧力になるからです。

  • 家族が動揺して払ってしまうと、業者は「家族に連絡すれば回収できる」と学び、連絡は増えます
  • 家族が「払わない・答えない」で通し、窓口が専門家に切り替わると、家族にかける意味がなくなります

目指すのは、家族に連絡しても1円にもならない状態を作ることです。

家族と共有しておくこと(この3点だけでいい)

家族への説明は、借金の経緯を全部話すことではありません。次の3点が共有できていれば、家族は守れます。

  1. 払わない — 保証人でなければ支払い義務はない(このページを見せてください)
  2. 答えない — 電話が来ても「支払いの話はできません」で切る。本人の勤務先・生活パターン・他の家族の連絡先を絶対に答えない
  3. 危険なら110番 — 「家に行く」などの予告や訪問があれば、ためらわず通報していい

電話を受ける家族用に、そのまま使える一言も置いておきます。

「その話には応じられません。今後の連絡は本人が依頼した専門家にお願いします」

実家や離れて住む親に電話が行っている場合

高齢の親が対応している場合は、2つ注意してください。

1つ目は、親が「子どものために」と払ってしまいやすいことです。支払い義務がないことを先に伝え、判断に迷う電話が来たら折り返さずあなたに連絡してもらう約束をしてください。

2つ目は、別の名目の詐欺に切り替わることです。弁護士や警察を名乗る人物から「解決金」「示談金」を求める電話が来る例があります。お金の話が出たら、肩書きが何であれ一度切って確認する、と決めておいてください。

連絡を止める手順

1. 記録を集める

  • 家族への着信の日時・回数・番号(家族に教えてもらう)
  • 業者が家族に言った内容のメモ(「保証人だ」「払え」など)
  • 自分宛てのやり取り・振込記録

2. 介入を依頼する

司法書士・弁護士が受任を通知し、本人と家族への連絡をやめるよう業者に求めます。以後の窓口は専門家に一本化されます。

費用は、闇金対応を公表している事務所の公開料金で1社あたり2万7,500円〜5万5,000円(税込)が目安です(2026年7月時点。窓口の選び方は相談先の比較記事にまとめています)。

3. 家族に3点を共有する

前の項の「払わない・答えない・危険なら110番」を伝えます。介入とセットで進めるほど、家族が対応する期間は短く済みます。

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
家族に立て替えてもらって払う 「家族に連絡すれば回収できる」と学ばせ、連絡が増える
家族の勤務先や他の親族の連絡先を教える 取り立ての相手がさらに広がる
家族が業者と直接交渉を続ける 反応が業者の材料になる。交渉は専門家経由で
家族に何も伝えずに自分の番号だけ変える 業者の連絡先が家族に一本化され、事情を知らない家族が矢面に立つ

脅迫や押しかけに変わったら

家族への危害の予告、実家への訪問・居座りは、取り立てではなく犯罪です。家族から直接110番してかまいません。

緊急でない相談は警察相談専用電話「#9110」で記録を残せます。緊急時の動き方は闇金の取り立ての止め方も確認してください。

まとめ|家族を守るのは「秘密」ではなく「3点の共有」

保証人でない家族に支払い義務はなく、家族への連絡自体が違法な取り立てです。

家族に伝えるのは、払わない・答えない・危険なら110番、の3点だけでかまいません。

そのうえで介入を依頼すれば、家族への電話は続ける意味を失います。家族が対応で消耗する前に、今日相談してください。

よくある質問

家族が「自分が代わりに払って終わらせる」と言っています。

止めてください。保証人でない家族に支払い義務はなく、闇金の場合は本人の債務も法的に保護されません。それでも家族が払えば、業者は「家族に連絡すれば回収できる」と学び、連絡はむしろ増えます。払うお金があるなら、専門家への依頼費用に回す方が解決に近づきます。

家族が業者に怒鳴り返してしまいました。まずかったでしょうか?

責める必要はありませんが、以後のやり取りは止めてください。反応が返ってくること自体が業者の材料になり、挑発への応酬は嫌がらせの口実に使われます。怒鳴った内容より、これから業者との会話を専門家に一本化することの方が重要です。

別居している実家の住所まで知られているようです。

申込時に渡した情報は業者側に残っている前提で動いてください。実家には「不審な訪問や郵便物があれば開けずに連絡してほしい」と伝え、押しかけの予告があればためらわず110番を案内してください。介入の相談時にも、実家の住所が知られていることを必ず伝えてください。

まだ家族には連絡されていません。知られる前に止められますか?

「家族に連絡するぞ」という脅しの段階で介入に進むのがいちばん傷が浅く済みます。あわせて、業者からの連絡より先に、自分から家族へ短く伝えておく選択肢も検討してください。事前に知っていれば、家族は突然の電話に動揺せず「払わない・答えない」で対応できます。

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